帝京大学医学部 生化学講座
Teikyo University School of Medicine
主任教授
安達 三美
帝京大学生化学講座は、「難病を治す研究」を生化学と分子生物学の手法からアプローチしています。現在は主に、老化、がん、内分泌代謝疾患の病態の解明、新規診断法及び治療法の開発を目指しています。
老化のメカニズムを解明することで、老化により罹患しやすくなるがん、動脈硬化症、糖尿病、脂質代謝異常、感染症、骨粗鬆症、鬱病を代表とする精神疾患などの老化関連疾患の予防や、進行の抑制につながることが期待されます。当講座では、細胞レベルの老化(細胞老化)から、個体(マウス)の老化まで、種を超え、臓器組織の特異性を超えた老化の普遍的なメカニズムの解明を目指しています。
また、がんは、2人に1人は罹患する疾患であり、未だ治療抵抗性の症例が多く、医学研究の最重要課題の一つです。当講座では現在主に、大腸癌、膵臓癌、前立腺癌、乳癌の病態の解明、新規診断法及び治療法の開発を目指しています。培養細胞やマウスの移植実験を中心に行っています。
教育では、医学部1年生〜4年生の生化学をはじめとした講義および実習を担当しています。医学部で学ばなければならないことは、医学研究の発展により、21世紀になってから100倍以上も増えています。気の毒だと思う反面、医学を学ぶ楽しさも100倍以上になっていると羨ましくもあります。良い臨床医となるためにも、基礎医学の知識と理解がとても役に立つことを知ってもらいたいと思います。そのために、学生諸君に少しでも基礎医学の面白さを知って欲しいと、日々奮闘しています。大学院生、基礎研究医、研究室配属の学部生を歓迎します。
教員募集中
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