学生カウンセリングルーム
対面と電話・オンラインでの相談、カウンセリングを行っています
大学生活を送るうえで、学修上の問題や精神的な悩みを持つことは多いものです。
たとえば、大学生活になじめない、勉強に集中できない、気分が落ち込む、眠れない、過食してしまう、対人関係で悩んでいる、将来について迷っているなど、様々な悩みがあるでしょう。
そんな時には「学生カウンセリングルーム」を利用してください。公認心理師、臨床心理士、もしくは精神科医の資格をもつ「心の専門家」が丁寧に相談に応じています。
毎年たくさんの方が利用していますので、気軽にご連絡ください。
心の健康を保って有意義な学生生活を過ごしてください。学生カウンセリングルームは、そのための施設です。
学生カウンセリングルームでは対面と電話、オンラインでの相談・カウンセリングを受け付けています。
相談・カウンセリングをご希望の場合、まずは申込フォームにて予約してください。
不安なこと、心身の不調、今後の学生生活についてなど、困ったことがありましたら一人で抱え込みすぎないよう、どうぞ相談してください。
相談受付フォーム
申し込み前に以下の注意事項をご確認ください。
・ご家族や教職員の相談は、学生に関するものに限って受け付けています。ご家族や教職員の相談の場合は、学生の情報ではなく、ご自身の情報をご記入ください。ご家族の相談の場合には、学生さん本人にも安心して相談していただくために、事前に学生さん本人の了承を得ていただくようお願いします。
・基本的に申込み翌日以降、1週間以内の、相談希望日時に相談員から連絡します。1週間たっても連絡がない場合は、申込メールを適切に受信できていない可能性がありますので、お電話にてお問い合わせください。
・もしも希望された相談日時がすでに埋まっていて、相談が受けられない場合は、その旨事前に連絡します。
・お急ぎの場合は、お電話にて申込みください。
・[任意]の項目も、カウンセリング/相談の参考になりますので、できるだけ記入してください。
・原則として守秘義務をもってお話をうかがいますが、安全や健康に支障をきたすと判断される場合には、必要な連絡・連携を行うことがありますのでご了承ください。
・天候等により大学が休講になる際は、学生カウンセリングルームも閉室となります。
電話でのお問い合わせ
電話番号:042-678-3567
※相談・カウンセリング申込はなるべく上記の申込フォームをご利用ください。
※混み合ってかかりづらい場合は、時間をおいてかけ直してください。
開設日
月曜日~金曜日
カウンセリングのふしぎ
学生のみなさんは、「カウンセリング」ときいて、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?おそらく、人によってイメージがかなり違ってくるのではないかと思います。なんだかよく分からないという方や、なんだか疑わしいと感じている方もいるでしょう。
ここでは、学生カウンセリングルームでのカウンセリングの基本的なやり方を、日常生活でありがちな会話と比べてみることで、カウンセリングの魅力をお伝えできたらと思います。
カウンセリングと日常会話の違いの1つは、時間と空間の使い方といえるでしょう。カウンセリングでは、なるべく一定のリズム(例えば週に1回45分)で話をすすめていきます。空間(話す場所)もなるべく一定に保ちます。日常会話では、話す時間をあらかじめ決めておいたり、いつも同じ場所で話すということは、あまりしないのではないでしょうか。ではなぜカウンセリングでは時間や空間を一定に保つのでしょうか。カウンセリングで大切になる心や気もちは、直には目に見えないため、それをつかみやすくするための工夫が必要になるのです。そして、その工夫の1つが、時間と空間を一定にすることだといえます。よりイメージしやすくするために、心や気もちを、天気に例えて考えてみましょう。雨が降り出した時に、その雨がどのようなもので、どうしのぐかを考えるには、それまでの天気との比較が手掛かりになります。一定のリズムで定点観測していることで、その雨の程度や質の理解につながるのです。さて、雨を「悩み・気がかり」に置き換えてみましょう。一定のリズムで一定の場所から「悩み・気がかり」を眺めてみることで、その程度や質を理解し、それへの対応を考えやすくなるといえます。
いかがでしょうか。カウンセリングは、学生みなさんの多くに割りあい馴染みがあるであろう、友達とのおしゃべりや、家族への愚痴などとは、少しおもむきの異なるコミュニケーションかと思います。しかし、だからこそ見えてくることがあるかもしれません。あまり身構えずに、心や気もちが向いたらどうぞカウンセリングを利用してみてください。
コロナ・ストレスとキャンパスライフ
コロナ(COVID-19)の猛威は、学生みなさんのキャンパスライフにも大きな影を落としているかと思います。
コロナは感染そのものへの不安だけでなく、ライフスタイルの急劇な変化と、それにまつわる様々なストレスを広範囲にもたらしました。また感染力の強さや、感染経路の特徴から、社会レベルでも個人レベルにおいても「分断」が目立つようにもなりました。経済的損失による影響もあります。
居住地域、年代、基礎疾患の有無等によって感染もしくは重症化のリスクに差があることは「つながる」ことをより困難にしています。さらに、依然としてコロナには未知の部分があり、考え方や対応方法に個人差が出やすいことから、人間関係での葛藤や対立が生じやすくなっている面もあります。
今感じているストレスは、コロナによるものだけではなく、パンデミック以前からあった問題によるものもあるでしょう。このように普段よりもストレスが溜まりやすい状況においては、その反応として心身の不調が生じることは、当然のことと言えます。そして、このような不調に対して(心理的に)孤立した状態で向き合おうとしても、行きづまってしまいがちです。
ストレスをやり繰りして、自分なりに納得のいくキャンパスライフを目指すためには、安心できる環境と、人とのつながりが大切になります。生き生きとした、他者との交流は、自分の気持ち・実感を把握し、心のまとまりを取り戻し、方向性を見出すのに役立ち得るのです。ここでの交流は具体的なものである必要はありません。中々言葉にならない、うまく伝えられない、だけれども確かに感じられる微妙で独特な思い、そういったものにも丁寧に耳を傾ける意味はあるでしょう。
このような手立ての1つとして、学生カウンセリングルームがあるということを覚えておいてもらえたらと思います。必要に応じて、コロナ・ストレス緩和のための情報提供も行います。大変な中で、自分なりに行えていることに目を向けて、労うことも大事です。
コロナ・ストレスに対処するのは必ずしも容易ではないでしょうが、みなさんの充実した、納得のいくキャンパスライフを目指して、より良い支援ができるよう相談員皆で取り組み続けています。
末筆ながら、COVID-19でお亡くなりになられた方々とその御遺族に、心から哀悼の意を表します。また、被害を受けられた全ての皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。