共読ステーション

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読書がしたくなる薬!?「読書丸」復活プロジェクト 

帝京大学総合博物館(TUM)×共読ライブラリー Exhibition 

帝京大学総合博物館では、江戸時代の妙薬「読書丸」を現代に再現すべく、プロジェクトを進行しています。

 

■読書丸とは
江戸時代に販売された「気根」(仏教用語・すべての人に備わる、教えを受けて発動する能力・資質)を強くする効能があるとする薬です。

 

■読書丸の誕生
江戸のベストセラー作家が生んだ薬
読書丸の生みの親は江戸時代の戯作者として有名な山東京伝です。「戯作者」は現代でいうと大衆文学作家と言ってもいいかもしれません。
そしてベストセラー作家の一人が山東京伝です。しかし、江戸時代の戯作者は、なかなか本業だけでは生計を立てることはできなかったそうです。
そのため副業として薬や雑貨などを売る店を商っていたそうです。山東京伝も煙管と紙たばこ入れの店を営んでおり、その店で自分が作り出した薬を販売していたそうです。その名も「朱子読書丸」通称「読書丸」です。一体どんな薬だったのでしょうか。どんな形だったのか?効能はあったのか?興味は尽きません。

 

■読書丸の再現
謎に満ちた「読書丸」を再現すべく、帝京大学八王子キャンパスのすぐ近くにある、多摩に根付いて50年の漢方専門薬局のコサカ薬局様と協力して、その再現を進めています。
果たして読書丸を復活することはできるのでしょうか。

 

プロジェクトの結果は、来春(2021年)帝京大学総合博物館でお披露目予定です。
ご期待ください。

 

≪出典≫
国立国会図書館デジタルコレクション『江戸時代名物集』コマ12
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2542938/12

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アクセス
〒192-0395
東京都八王子市大塚359番地
帝京大学総合博物館
お問い合わせ
TEL:042-678-3675
開催中の企画展示
理工学部のラボのなか! -コトワリとワザの探究-
【期間】
2020年10月3日(土)~2021年5月29日(土)
https://www.teikyo-u.ac.jp/event/2020/1003-1
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