2024/6/16【 第13回関東大学春季交流大会 】vs早稲田大学 相馬朋和 監督インタビュー
《POST MATCH INTERVIEW》
■相馬朋和監督
帝京大学としましてはこの試合で春季交流大会の日程を無事に終えることができました。関東協会の皆様、ならびに大会関係者の皆様、そして今日対戦してくださった早稲田大学さんに御礼を申し上げたいと存じます。
そして、この春季交流大会におきまして、今日の勝利により勝点22となり、Aグループでの優勝が決まりました。応援してくださった方々に心より感謝を申し上げます。
今日はとてもいい試合だったと思います。前節の明治大学さんとの試合(24-24の引き分け)を受けて、当たり前だと思っていることを、全員でもう一度、見直して、『言わなくてもわかるだろう』と思うようなことでもあえて言葉にして、もう一つ上のコミュニケーション、つながりを作り出そうという一週間を過ごしました。それができれば、学生どうし、お互いの思いも強まりますし、結果としてこのような形になるのだなあと感じさせてくれました。
前節の明治大学さんのおかげで今日のようなプレーができたと思いますし、今日、早稲田大学さんという存在がいてくださったからこそ、チーム全体が本気のチャレンジをすることができたのだと思っています。学生たちも、チームの成長を感じられた試合になったと思います。
実際、この一週間、学生たちは危機感を感じていて、どうしたらチームがもっとよくなるのかを強く考えていたようです。
この春シーズンを振り返りますと、強化のプログラム自体は順調に進んでいると思います。ただ、勝利というものを軸に考えてしまいますと、どうしても相対的な評価になりますから、すべてが順調というシーズンではなかったということになるのかもしれません。
いい面から見ますと、多くの学生がAチームのジャージを着て、高いレベルの試合を経験できたというのはポジティブに評価できるところだと思います。ただ、それは裏を返せば、圧倒的な実力の持ち主がいないという現実を裏付けるものとなってしまいます。
その点を踏まえて、ここからチーム全体の底上げをしながら夏を過ごし、さらに先に進んで行けるように、本当の意味でチーム一丸となって頑張れるシーズンにしていきたいと思っています。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)