2024/9/7【 関東大学対抗戦A 】vs日本体育大学 相馬朋和 監督 インタビュー
《POST MATCH INTERVIEW》
■相馬朋和監督
今年も対抗戦が始まりました。まずは関東協会ならびに神奈川県協会の皆様、試合の開催・運営にご尽力いただいた皆様、藤沢市の御来賓の皆様、対戦してくださった日本体育大学の皆様、そしてたいへん暑い中、最後までご観戦いただいたファンの皆様に感謝を申し上げます。
プレーする学生たちにとりましても、この暑さはたいへん酷で、タフな戦いを強いられたと思います。また、大渋滞に巻き込まれまして、到着が予定時刻よりも約30分も遅れてしまいまして、これまであまり経験したことのない状況で試合に臨むことになりました。そんな中、大きなケガ人もなく、こうした結果を出すことができ、まずはホッとしております。
今日は、大きな舞台での経験値が高くない学生が多かったのですが、そんな彼らがチャンスを得て、いい経験を積めたことはチーム全体にとってはとてもよかったと思っています。この経験を活かしながら、チーム全体で成長していけるように導いてあげたいと思っております。
ラグビーというのはプレッシャーのゲームだと思いますが、今日の試合、そのプレッシャーに抗うのではなく楽をしようとしてしまったところがあったように思います。それによって選択を誤って、プレッシャーが自分たちに向いてしまうというケースが数多くみられました。本来、プレッシャーをものともしないのが、ほんとの意味での帝京の強みだと思っています。プレッシャーの強度の高い練習環境をいかに作り出してあげられるかが、我々指導者側に課せられた今後の課題だと思います。
そして、学生たちがそのプレッシャーと向き合うことを楽しめるようになれば、自分たちが望むような試合展開になっていくだろうと思います。
ただ、今日の試合、まだまだ経験の浅いメンバーたちがこれだけの点数を取り、相手をノートライに抑えていますので、そこは評価してあげていいと思っています。反省すべきところはしっかりと反省して、次に向けていい準備をして、一戦一戦、大事に戦っていきたいと思います。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)