広田准教授と瀧川助教が日本弱視斜視学会の若手支援プログラム賞を受賞しました

本研究室の広田と瀧川助教が,日本弱視斜視学会の国際学会若手支援プログラム賞を受賞しました!
先日,アメリカのシアトルで開催された The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) で発表した研究内容が評価されての受賞です.

広田は原理が確立してから,70 年ほどの間,ピント調節が起きないと考えられていたマクスウェル視を現実空間で拡張現実 (AR, augmented reality) に応用すると,見ている実際の物体に応じたピント調節が起こることを発見しました.
ARVO は世界最大級の国際視覚コミュニティで,7,000 件ほどある演題から審査員のスコアが高い上位3~5%が選出される Hot Topics にも採択されたので,結構インパクトがある仕事をしたとほっこりしています.

瀧川助教は右眼と左眼の眼の度数が異なる不同視という状態を放置したまま,仮想現実 (VR, virtual reality) 用のヘッドマウントディスプレイを使用すると眼の疲れが増大することを ARVO で発表しました.眼の度数は,眼鏡を掛ければ見えるようになるという単純なものではなく,右眼と左眼で見た物体の倍率まで考慮する必要があるという奥の深い研究です.

両研究とも,学会発表で終わらず,学術論文として世に出せるよう,これからも研究活動に打ち込んで参ります.