広田准教授が日本視野画像学会学術集会の特別セッションで講演しました

広田が第 13 回日本視野画像学会学術集会の特別セッション,FUSION:視野と運転 で,「視野障害患者の運転時における視線の動き」について講演しました.

緑内障の概念覆した日本国内における伝説的な大規模疫学調査,多治見スタディを実施され,現在はたじみ岩瀬眼科の院長を務められている岩瀬先生と,国内初の運転外来を開設した西葛西・井上眼科病院の國松先生がオーガナイザーとなり開催された特別セッションは,ご高名な先生方の前でプレゼンするだけでなく,NHK の取材が入るということが直前に判明して益々プレッシャーが強くなりましたが,無事に講演を終えることができました.

視野の異常は運転の安全性に大きく関与する要素です.視野が欠損すると見えない部分ができるため,飛び出してくる車や人に気づかず,交通事故を起こす危険性が高くなります.しかし,視野に異常があったとしても,眼の動かし方を訓練することにより,安全に運転することが可能になる方もいます.視野に異常があったとしても,訓練によって車の運転を継続できるように,運転外来ではドライビングシミュレータによる擬似運転とその結果のフィードバックを行っています.
帝京大学と西葛西・井上眼科病院は多施設共同研究を実施しており,広田は運転時の視線を解析し,安全に運転するにはどのような眼の動きを心がければ良いかについて検証しています.

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