広田講師と大学院生の渡辺さんが共同執筆した,ドライアイと眼疲労に関する総説が掲載されている Monthly Book OCULISTA が刊行されました.
近年,スマートフォンをはじめとしたデジタルデバイスの普及により,我々の生活は便利になりましたが,一方でスマートフォンの長時間使用はドライアイや眼疲労を主症状とする Computer Vision Syndrome (CVS) を誘発します.CVSはデジタルデバイス使用者の約66%に発症する21世紀最大の職業病ともいわれています.
本総説では,今後も増加することが予想されているドライアイと眼疲労に関して,医療従事者がデジタルデバイス使用のリスクを把握し,ユーザーに対してアドバイスができるよう,眼疲労の定義,眼疲労の評価指標を紹介するとともに,先行研究において報告されているデジタルデバイス使用によるCVSのリスクについて述べています.