博物館実習2025 その一
2025年度の博物館実習その一を実施しました。
受講したのは帝京平成大学の学生10名で、今年の課題は、A)ミュージアムショップのミニ展示作成、B)顔はめパネル作成、C)音声ガイド作成の3つです。
学生は3班に分かれて、それぞれの課題に取り組みました。
A班には、8月末までの期間限定で販売しているシリア伝統工芸品コーナーの説明キャプションを作成してもらいました。
Illustratorを用い、寄木や刺しゅうのモチーフを取り入れたカラフルな展示になりました。
そのほか、10月から予定している巡回展(帝京大学総合博物館にて)用に、パネルデザインも作成しました。
A班の作業風景
B班は、老朽化していた顔はめパネル「伝ちゃん」(当館のマスコットキャラです)のver. 2.0の作成に取り組みました。
オリジナルの伝ちゃんのデザインにより近づけたほか、部分ごとの補修がしやすいように工夫してあります。
B班の作業風景
C班は、山梨県郷土伝統工芸品にかんする音声ガイド作成に取り組みました。
音声ガイドには珍しい会話形式で、無料テキスト読み上げソフトを用い、親しみやすいよう工夫してあります。
ガイドを聞きながら、展示ケース内の13種類の工芸品をじっくり見ることができます。
C班の作業風景
そのほかにも実習生は、夏休みに毎年開催している貴石画コンテストの対応の仕事もありました。
参加者に貴石画づくりの説明をしたり、できあがった作品の写真を撮ったりしてもらいました。
当館の主な利用者は小学生であり、実習生らは小学生にも分かりやすく伝える難しさ、大切さを感じたようです。
実習生たちの力作を、ぜひ見学にきてください。