TeikyoSat-4
-宇宙の小さな実験室-
TeikyoSat-4(愛称:おおるり)は、帝京大学宇都宮キャンパスの宇宙工学クラブ「宇宙システム研究会」の学生たちにより製作された、一辺約50㎝・重さ約50㎏の超小型人工衛星です。JAXAの革新的衛星技術実証2号機の実証テーマの一つに選定され、2021年11月6日にイプシロンロケット5号機で内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。TeikyoSatプロジェクトは、河村政昭(帝京大学理工学部航空宇宙工学科 准教授)が中心となり、栃木県内の企業の協力を得ながら行われています。一般公募により付けられた愛称「おおるり」も、栃木県の県鳥「オオルリ」にちなんで名付けられました。
本衛星の目的は、「超小型人工衛星のマイクロISS(International Space Station:国際宇宙ステーション)化」です。TeikyoSat-4による宇宙環境を利用した実験は、無人かつ自動でその場観察ができます。また、軌道離脱用展開機構を有しているため、必要に応じて実験を終了させることも可能です。そのため、多種多様な宇宙環境利用実験を短期間・低コストで準備・実施することができるようになります。
本展初公開のTeikyoSat-4の1/1スケール模型は、宇宙に飛び立つ直前の状態を再現しています。ミッション遂行に向け今か今かと飛び立とうとする、多目的宇宙環境利用実験衛星TeikyoSat-4をぜひご覧ください。
詳細情報
主催
帝京大学総合博物館
対象者
どなたでもご覧いただけます。(事前のお申込は必要ありません)
備考
・大学構内には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
・高幡不動駅・聖蹟桜ヶ丘駅・多摩センター駅から「帝京大学構内」行きのバスが便利です。(所要時間15~20分)
・車いすでご来館予定の方は事前にご連絡ください。