期間

海の向こうの日本(ジパング)

開催中

-欧文史料に記録された中近世の日本-

開催日: 2024年8月3日 9:00 AM - 2024年12月23日 5:00 PMカテゴリー:

※2024/10/30更新:会期を2024年12月23日(月)まで延長しました。なおチラシの情報は誤りであることをご了承ください。

日本とヨーロッパとの「出会い」は、1543年に3人のポルトガル人が種子島に漂着したことに端を発します(現在では1542年漂着説が有力視されています)。その後、イエズス会のザビエルによるキリスト布教、ヴァリニャーノによる天正少年使節の派遣、江戸幕府による禁教令の発布、スペイン船の来航禁止、ポルトガルとの国交断絶と鎖国の完成など、日本とヨーロッパとの歴史的関係は、まさしく「波乱」に富んだものでした。

この間に来日したヨーロッパ人、特にイエズス会宣教師らは日本の政治、社会、宗教、文化そして日本人の国民性などに関する多様な報告書を作成し、ローマのイエズス会本部に送付しました。それらの原本は主にイエズス会の古文書館に保管され、その一部はドイツ語やフランス語などに翻訳されて出版され、多くの人々に読まれました。

この度のミニ企画展「海の向こうの日本(ジパング) 欧文史料に記録された中近世の日本」では、本学の大学図書館・帝京大学メディアライブラリーセンターが所蔵する、ザビエルの書簡集やキリシタン版、日本語文典、日葡辞書、プティジャン版など貴重資料の 特別公開も兼ねて、宣教師らが観察し書き留めた中近世の日本を紹介するものです。これら一群の書籍は当時のヨーロッパ人の日本理解の一端を伝えてくれるだけではなく、日欧交渉史研究における貴重な史料としても重要な役割を果たしているものです。 本展覧会の監修者も、この分野の研究者として、イエズス会史料から多大な恩恵を得ている一人です。

彼らが400年以上もの時空間を超え「来て、見て、書いた vēnī, vīdī, scrīpsī.」ところを、本企画展を通して感じ取っていただければ幸いです。

 

詳細情報

主催

帝京大学総合博物館

監修

高橋裕史(帝京大学総合博物館 館長/帝京大学経済学部経営学科 教授)

対象者

どなたでもご覧いただけます。(事前のお申込は必要ありません)

会場

帝京大学総合博物館 企画展示室
(帝京大学八王子キャンパス ソラティオスクエア地下1階)
学内・館内マップ等ご利用案内はこちら

会期 ※2024/10/30更新

2024年8月3日(土)~10月27日(日) 12月23日(月)

開館時間

9:00~17:00(最終入館は16:30)

閉館日

日曜日・祝日

臨時開館日

8月4日(日)、9月15日(日):オープンキャンパス実施日(一般来館可)
オープンキャンパス詳細はこちら

10月27日(日):青舎祭(大学祭)実施日(一般来館可)
青舎祭(大学祭)詳細はこちら

臨時休館日

10月5日(土)、12月14日(土)

備考

・大学構内には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
・高幡不動駅・聖蹟桜ヶ丘駅・多摩センター駅から「帝京大学構内」行きのバスが便利です。(所要時間15~20分)
・車いすでご来館予定の方は事前にご連絡ください。

チラシはこちら

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