期間
2023-03-25(土) 〜
2023-07-16(日)
東京トロバス事始
-16年間の軌跡-
トロリーバスとは、ディーゼルまたはガソリンエンジンの代わりに電気モーターで運転される「電車」です。「バス」の名が付いてはいますが、法律用語では「無軌条電車」とよばれており、バッテリーではなく架空電車線からトロリーポールで電気をとって走ります。
1882(昭和15)年、トロリーバスはドイツのジーメンスによって発明されました。日本では1928年に新花屋敷トロリーバスが兵庫県で開通したのが始まりです。
東京でトロリーバスが走行し始めたのは、1952年5月のことです。上野公園~今井橋間の15.5㎞で運行が開始され、1957年1月には品川~池袋~亀戸間でも開通しました。
トロリーバスには建設期間が短く建設費も安いというメリットがあるのですが、同時に路線が固定されるデメリットもあります。とりわけ自動車の急増による道路の混雑は、1968年9月に東京のトロリーバスを廃止へと追いやった直接の原因になりました。
本学の大学博物館である帝京大学メディアライブラリーセンター(通称:MELIC)では、東京市電気局(現:東京都交通局)が作成した東京トロリーバスに関する資料を所蔵しています。本展覧会ではMELIC所蔵貴重資料紹介vol.3として、わずか16年ではかなく運行終了となった東京トロリーバスについて、同資料をもとにわかりやすくご紹介します。
詳細情報
主催
帝京大学総合博物館
対象者
どなたでもご覧いただけます。(事前のお申込は必要ありません)
備考
・大学構内には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
・高幡不動駅・聖蹟桜ヶ丘駅・多摩センター駅から「帝京大学構内」行きのバスが便利です。(所要時間15~20分)
・車いすでご来館予定の方は事前にご連絡ください。