帝京大学医療技術学部柔道整復学科 附属臨床実習施設
帝京八王子接骨院

〒192-0352 東京都八王子市大塚 488-2
多摩都市モノレール「大塚・帝京大学」より徒歩10分
京王バス「帝京大学入口」下車徒歩1分
駐車場4台完備

受付時間
月~金 9:00-12:00 15:00-20:00
9:00-14:00
休診日
日曜・祝日

大学関係者に限らず
どなたでも施術が受けられます

帝京八王子接骨院は、帝京大学スポーツ強化クラブが日々練習を行う帝京大学総合武道館の1階に設置された接骨院です。
日頃から主にケガの多い空手や柔道などの武道系トップアスリートへの施術に当たるため、高い知識や技術が必要とされております。

その最新の技術と経験を活かして地域の皆様のお役に立ちたいという想いから一般の患者さんに対しても施術を行っております。
紹介状などは必要ありませんので痛みで悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

お悩み

  • 何度も捻挫を繰り返してしまう
  • 足首が痛くてしゃがめない
  • 足首が痛くて踏ん張れない、歩けない
  • 足首が痛くて正座ができない
  • 捻挫したわけではないのに
    運動すると足が痛む
  • 外反母趾が痛くて歩けない
  • 足の甲の骨を疲労骨折した
  • 足底腱膜炎で体重をかけると痛い
  • 扁平足のせいで痛みが取れない
  • アキレス腱が痛くて運動できない
  • アキレス腱が断裂した

こんな悩みを抱えているけど、どこに相談したらいいのか分からない・・・

さらに足や足首の痛みで治療院や整体、病院などに行って一時的によくなるけど時間が経てば元に戻る、
そんな経験をした事はありませんか?

ご安心ください。
あなたの体の状態を正しく評価して改善に向けた施術方針を明確にご提案いたします。

繰り返す痛みは、
施術を受けるだけでは治りません!

【悩みの原因となるもの】※治らない理由

これは足首だけに限らず、お体のほとんどの部位にいえることです。
繰り返す痛みの原因は3つあります。

それは、
・間違った日常動作をしている
・体の一部分だけを使い過ぎて負担がかかっている
・運動不足や加齢により体が衰えている      です。

つまり日常動作を本来の正しい姿に戻して、体の一部分に負担がかからないように姿勢や体のバランスを整え、衰えた筋肉を強化する、この3つが痛みを繰り返さない秘訣です。
施術はその3つを支援する1つの方法でしかありません。

また日常生活の時間は、施術を受けている時間よりも圧倒的に長くなります。
せっかく施術で整えたバランスも日常生活やスポーツ動作で間違った動作を繰り返していると元に戻ってしまいます。

だから痛みは繰り返すのです。

さらにもう1つ大事な事、それは施術を行うにあたっては体の評価(どこを施術するのか?)を正確に見極めないと痛みの再発を防げないどころか、今ある痛みすらも改善できません。

ですから痛みの原因を正確に発見してもらえて、納得できる施術方針をご提案いただける所で施術を受けられる事をオススメいたします。

当院ではそのような観点に基づき施術を行なっております。

症状別痛みの原因と改善法について

足が痛んだり生活に不自由な運動の制限が出たりと、足のお悩みはたくさんあります。
当院では痛みや運動制限の原因、そして治療法は1つではなく、症状ないしは患者様ごとにあると考えています。

ですからまずは、足の正しい動きと痛みの原因について、そして原因別の代表的な疾患と、それぞれの症状や改善方法をご紹介していきます。
ご参考にしてみてください。



足の正しい動きについて


足の動きや働きは、足関節部の動きと足の甲あたりの足部の動きに分けられます。

足関節部はさらに距腿関節(きょたいかんせつ)と
距骨下関節(きょこつかかんせつ)という2つの関節に分かれます。

一般に言う足関節とは距腿関節のことを指します。

距腿関節は主に足首の上下運動にのみ関係します。
まっすぐに立ったりしゃがんだりする時によく動きます。

次に立ったまま脚を大きく広げ、股の下に大きな三角形を作ってみます。
すると足の裏は地面にしっかり着いていますが、すねの骨が内側へ倒れています。

この時、足首は内側へ倒れていることになります。
これを内返し(うちがえし)といいますが、この運動は距腿関節では行えない運動になっており、これを行っているのが距腿関節の下にある距骨下関節です。

実はこの距骨下関節は足関節の捻挫を起こすと、その後完全な動きに戻らなかったり不安定になったりして、しばしば問題を起こす部分です。

またこの関節の内部には痛みのセンサーが豊富に存在している箇所があり、ここを足根洞(そっこんどう)といいます。この周辺での炎症は頑固な痛みを残すこともあります。



続いて足部の動きについてご説明します


ここも生活や運動において大変重要な関節になります。

立って爪先に体重を乗せたまま、膝を内側や外側に倒してみると足の甲の内側や外側が体重がかかる部位に合わせて衝撃を吸収するように動くのが分かると思います。

この動きが正常に起こることで、我々は膝がどこを向いていても足の裏をしっかりと地面に接地させることができます。

マネキンの足では少し体が傾いただけで足の裏は大変不安定になってしまいますよね。

また、扁平足は足の衝撃吸収機能が低下している状態です。

扁平足には土踏まずが無くなっているタイプや、かかとが内側に倒れているタイプなどがありますが、扁平足が悪化すれば地面からの衝撃がすねや膝に直接伝わってしまい、そして土踏まずを支える筋肉にも負担がかかり、結果としてスポーツ障害の温床になります。

このように足は皆様が考えている以上に日々、体重を支え、衝撃を吸収し、バランスを保つために働いているのです。

足は体を支える土台の部分です。足関節部や足部の動きが正常ではなくなることは、土台のバランスが崩れたままで生活することを意味します。

その結果、足だけでなく体の随所に支障をきたす事になります。それを防ぐためには、エクササイズや正しい靴の選択、時にはインソールなども用いて足部機能を向上させることも重要になります。

痛みの原因
〜炎症との関係について〜


痛みの原因は、その部分に炎症が起きていることです。
体のどのような部分でも障害が起こると、そこには充血が起こります。

そしてその血液中を流れる免疫機能を持つ白血球も集まってきます。

白血球には様々な種類があり、中には炎症や発熱をあえて引き起こす細胞や、
痛みをわざと出す物質を分泌するものまであります。
これらの細胞の働きによって肩の周囲に炎症や痛みが起こります。

一方で炎症や痛みを和らげ、鎮静させる細胞もあります。
この細胞のどちらが優位に働いているかどうかで、
痛みの悪化と、治っていくタイミングが決まるのです。

本来炎症は傷ついた組織を治すための反応であり、なくてはならないものです。

しかし痛みが強い時に無理に体を使ってしまうと、炎症が起こる反応を余計に長引かせてしまうこともあります。
反面、いつまでも安静にし過ぎていると体は弱り固くなってしまいます。

通常、負担をかけなければ数日で炎症は治まるものですが、生活動作を日々繰り返すせいで関節の炎症は長引きやすい傾向にあります。

どのタイミングまで安静とし、どのタイミングから動かし始めるのがよいかは医学的な知識が無いと判断がつきません。
痛みは炎症の状況によって「急性期」「亜急性期」「慢性期」の3段階に分かれます。

それを見極め、適切なアドバイスをする事も我々の役目であると考えております。

原因別の代表的な疾患と、
それぞれの症状や改善方法について

足関節捻挫と足根洞(そっこんどう)症候群について

足関節の靭帯とともに、関節を覆う関節包などの軟部組織を損傷したものです。

足関節の靭帯は内外のくるぶしの下に存在していますが、「捻挫靭帯」という異名を持つほど捻挫をしやすい靭帯が、外くるぶしの前にある「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」です。

その名の通り、足関節の中心にある距骨(きょこつ)と外くるぶしの骨である腓骨(ひこつ)を結んでいます。主な働きに、すねの骨に対してかかとが前にずれないようにする前方制動と、かかとを内側に捻らないようにする内反制動があります。

運動をする人なら一度は捻ったことがあるというくらい、
よく捻挫を起こすところです。

前距腓靭帯損傷はとてもメジャーであり、誰でもよく痛める部分でありますが、そのせいか損傷しても軽視され、しっかりとした治療や固定をされないケースが多いケガの一つでもあります。おそらく放っておいても腫れが引き、痛みが取れてしまうからでしょう。

運動の指導者の方の中にも「足の捻挫なんてケガじゃない」と、そのまま運動を続けさせる方もいらっしゃるのが現状です。
それが後になって運動後の慢性痛になったり、しゃがみ込みや正座ができなくなるなどの障害を起こす原因になるとも知らずに。

さらに重度の捻挫になれば、手術が必要になることもありますし、捻挫に加えてくるぶしの骨を骨折しているケースもあります。

捻挫をした後、しばらくしても足の具合が完全に元に戻らない時があります。
ウォーキングやランニングで違和感を感じたり、着地の際に痛みが残ったり、足首の可動域が狭くなってしまったりします。
また不整地での歩行などで足の外側に痛みが出ることもあります。

この症状の多くは距腿関節(きょたいかんせつ)ではなく、距骨下関節(きょこつかかんせつ)の不安定性や可動域制限により、上述した痛みのセンサーが豊富な足根洞(そっこんどう)に刺激が加わるのが原因ではないかという説もあります。
これを足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)といいます。

注意深く診察すると、かかとが内側に倒れたままになり、外側には動かなくなっている状態を多く見かけます。まるで距骨下関節(きょこつかかんせつ)が捻挫したままの形で引っかかって固まってしまっているような状態です。そうなると、ふくらはぎなど周辺の筋肉なども固まり、パンパンに張ったままになってしまいます。


改善方法

初発の捻挫であれば、程度にもよりますが3週間の固定をお勧めします。
足の捻挫は、挫いた直後は足がつけないほど痛くなりますが、多くは数日以内に体重もかけられるようになり歩行も可能となってくるので、その後固定を外してしまう方も多くいらっしゃいます。

しかし、痛くないのと靭帯が修復したのは別の問題なのです。
上述の通り、痛みは損傷した際に発生した炎症が原因で起こります。

そのため炎症があるうちは靭帯が伸ばされていなくても、体重をかけただけで強く痛みます。
数日後、炎症が治まれば同時に痛みも軽くなります。しかしこの時期にはまだまだ靭帯は修復されていません。治ったと思って運動を再開したり、足首を遠慮なく動かしてしまうと後で靭帯が緩くなったり、くっつかないままになってしまうのです。

当院では初診の際、エコー検査により靭帯の状態を観察し損傷の程度を判断します。

その上で痛みが取れたり、靭帯の修復が早まる電気治療やアイシングを行ったのち、固定を行います。固定はサポーターなども活用していただき、出来るだけ生活に不自由のないよう配慮致します。その後、エコー検査にて靭帯修復の経過を追いながら、いつからどのような運動をして良いかアドバイスさせていただきます。

しっかり固定すると靭帯がきちんと寄り合って修復されるので、その後の運動が支障なく行えるようになります。少しの間我慢も必要ですが、長い人生のためにその期間は無茶をしないのが得策です。

そして、かかとが内側に倒れたままになり、外側には動かなくなっている場合には、患者様にも足関節の動きをご確認いただいた上で、関節の動きを正常に戻すために関節矯正を行います。

矯正によって距骨下関節が元の動きに戻ると、足関節が動かしやすくなります。足関節の余計な緊張がなくなり、地面に足をついた感覚にも変化が起こります。周辺の筋肉もフワッと柔らかくなります。

足関節捻挫後に足首の痛みが取れきれなかったり、数年経っても痛みがぶり返すといった症状が出る場合は、ぜひ一度ご相談ください。

足関節の捻挫癖について

捻挫後の治療をしっかりやらないと、何度も捻挫を繰り返してしまう事があります。
いわゆる捻挫癖です。しっかりと治さないと、後に変形性足関節症にもなってしまうこともあります。
気になってるようであれば改善することをお勧めします。

捻挫の癖がついてしまっている患者様の特徴として構造的不安定性と機能的不安定性の問題が挙げられます。

構造的不安定性とは、足首の構造自体が緩くなってしまい足首がグラグラになってしまうものです。これを予防するには損傷した靭帯を修復するまでの間、しっかりと固定をする必要があります。緩みが強すぎる場合には手術療法も検討されます。

それに対し機能的不安定性とは、構造的な問題とは別に足をついている感覚が低下していたり、捻挫をしないようにするための筋肉に上手に力が入らなくなったり、バランス感覚が低下したりすることを指します。外見上は正常でも機能が落ちているということです。

このうち特に患者様自身が気づかずに起きている問題は機能的不安定性の方です。当院で評価をさせていただくと、多くの患者様が足首を捻らないようにするための筋力が低下しています。これには2つの原因が考えられます。

1つ目は、筋肉が弱くなっているというよりも、頭から筋肉に向かって上手に命令が伝わっていないということです。これは筋肉ではなく神経の問題です。
ですから、頭からの命令を上手に伝えられないまま足首の筋肉だけ一生懸命トレーニングしてもなかなか改善が見込めません。

2つ目は足首を動かすときに一緒に動くべき股関節や上半身の部分が動かなくなってしまっている事です。
本来、体は足だけを動かす時も、全身をその動きに連動させて使っています。
無意識に脳が効果的な使い方を命令しているのです。

しかし、捻挫したことがきっかけでこの連動がキャンセルされてしまい、悪い状態が継続してしまうことがあるのです。


改善方法

この2つの問題を解決する方法は、>足の筋肉を動かす神経の命令を正しく行わせること。
そして足だけでなく股関節の筋力を強化させる事、また全身の筋肉を連動させる方法を覚え直してもらう事です。

多くの医療機関では足首を捻らないようにするチューブエクササイズやバランストレーニングを行うのが一般的ですが、当院ではそれらのエクササイズだけでは不十分ではないかと考えております。

上述した2つの問題点に合わせた適切なエクササイズを施してみると、その場で筋肉の出力が改善するのを実感していただけます。

足首の力の入れ方が良くわかってきたら、今度は寝ている状態からのエクササイズを徐々に立位エクササイズに移行し、最終的には競技まで復帰できるよう指導していきます。

足関節周辺・足部の骨折について
(疲労骨折・行軍骨折・ジョーンズ骨折を含む)

外傷による足関節周辺の骨折には様々なものがあります。

くるぶしの骨が多少欠けただけのものから、たくさんの骨が一度に折れてしまい足が脱臼してしまうケースもあります。

また足部にはケガではなく、ランニングや運動時に切り返しなどの繰り返しの負担による疲労骨折も起こります。足の甲の真ん中である第2・3中足骨に発生する行軍骨折(こうぐんこっせつ)と、小指側の第5中足骨に発生するジョーンズ骨折などです。

疲労骨折は考え方によってはケガによる骨折よりも厄介だといえます。
なぜならケガによる骨折であれば一度骨がくっつけば治りますが、疲労骨折は回復後も骨折の原因となった運動の繰り返しによって、再び骨折する可能性が高いからです。

当院では疲労骨折の固定期間中から骨折部に再度負担がかかり過ぎないようにするための全身運動の動作訓練をお勧めしております。

詳しくは改善方法をご覧ください。また、足部や股関節の固さなど、足に負担をかける原因を探すことに努め、可能な限り再骨折が起こらないように改善策を一緒に見つけていきます。


改善方法

骨折していてもズレていない、もしくは整復によって骨が元の位置に戻ったものであれば、多くの場合、手術を行わずギプス固定などで経過を観察していくことになります。

骨が元の位置に戻らない場合は、その後に足関節が動かせなくなったり、動いても後に変形性関節症に移行する可能性が出て参りますので、整形外科にご紹介させていただき手術を受けられる方向に手配します。

保存療法を行う場合、当院では固定に整形外科と同様にキャストライトと呼ばれる軽いプラスチックギプスを使用します。

また、万が一腫れが出てしまい圧迫が強くなりすぎることの無いよう、そのような場合に備えて、ギプスに切れ目を入れておき、ご自身で取り外すことができるようにしておきます。

また、その他の固定材料として、マジックテープで脱着可能となるプラスチック樹脂製の固定具をオーダーメイドで作成することができます。

取り外し、再固定がご自身で簡単にできますので、固定具を外してリハビリを行なったり、かゆみを止めるために皮膚を処置したり、お風呂にゆっくりつかることができます。

患者様のご要望に応じて、骨がズレる心配が少なく固定を軽くしても良いタイミング以降に有料にて作成しております。

第2・3中足骨に発生する行軍骨折や第5中足骨に発生するジョーンズ骨折では、多くの場合、整復する必要は無く固定を施すことになります。

しかし、第5中足骨部は運動中の負担も大きく再骨折の可能性が高いため、ジョーンズ骨折は競技環境などの状況によっては専門の医療機関にて手術によって骨の内部に金属を入れて補強する場合も出てきます。

疲労骨折中の当院の施術の特長は、骨折の固定期間中から骨折部に再度負担がかかり過ぎないようにするための動作訓練をお勧めしていることです。

疲労骨折とは繰り返し同じ場所に負担がかかることによって起こる骨折です。
なぜ、爪先ばかりに体重がかかるのか?小指側へかかる負担はどのように軽減させたら良いのか?など、競技中の癖を改めて見直す必要があります。

例えば、足部や股関節の固さなど、関節が固い場所があると足先に負担がかかりやすくなります。
また競技特性や体の使い方によって足の同じ部位に負担が繰り返しかかる場合もあります。
股関節や膝関節を適切に使えないと、足首ばかりに負担をかけることが多くなります。
元々、ふくらはぎばかりが疲れやすい人は特に注意が必要です。
それを放っておいたまま骨折だけを治しても、同じことを繰り返せばまた骨折する危険性ばかりが高まるのです。

ですから、負担をかける原因となる可能性のある部分を見つけ出し、足部に悪影響を与える各関節の可動域の改善や運動中の動作の修正を行うことによって患者様と一緒に改善策を見つけていくことが必要であると考えております。

骨折している間にも出来ることはたくさんあります。運動理論を理解しているからこその再骨折の予防対策を提案させてください。

アキレス腱断裂について
(アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎を含む)

アキレス腱断裂は70〜80%の割合でスポーツ中に突然発生します。
痛めた時に「後ろからボールをぶつけられた感覚」や「後ろから蹴られた感覚」を訴え、直後から爪先立ちが不能になります。

実は、アキレス腱断裂は「変性断裂」とも言われ、断裂を起こす前に加齢による組織変性によって腱自体が弱くなり断裂しやすくなっている状態があるとされています。最も多くみられる年齢層は30〜40代です。

またアキレス腱やその周辺に炎症を起こしているアキレス腱炎やアキレス腱周囲炎になり、痛みを感じながら運動を続けている方も断裂しやすいとされています。

ですので運動前からなんらかの予兆があることが多いため、アキレス腱が痛んだり、いつもよりも固さを感じる時には運動をセーブする必要があります。

できれば断裂する前に予防したいものですが、残念ながら断裂してしまった場合には爪先を伸ばした状態で長期間の固定をするか、アキレス腱を直接縫い付けた後に固定をする手術療法を選択することになります。


改善方法

アキレス腱断裂に対する当院の施術の特長は、断裂した直後から松葉杖を使わずに歩行ができる固定を施すことです。

通常、アキレス腱断裂を起こした場合、固定療法ではギプスで4〜6週間固定します。その間は足首を動かしたり体重をかけることはできなくなります。移動は全て松葉杖を使って行います。手術療法であっても術後1週間はギプスで固定、その後に爪先を伸ばした姿勢で固定する装具を6週間程度つけ、徐々に足首の角度を直角に戻していきます。

当院の固定療法では、断裂直後からアキレス腱が断裂した側の股関節を外へひねり、爪先を外に向けた姿勢での歩行を提案しております。その姿勢で歩行しやすい固定具を作ります。そうすることで爪先を下げた角度を保ったまま、アキレス腱に負担のかからない歩行が可能になります。

お固定の角度もアキレス腱がくっつき、かつ歩行が最大限しやすい角度に調整します。通常通りの歩行とはなりませんが、松葉杖がなくても歩行ができる生活を喜ばれる患者様が多くいらっしゃいます。固定期間は概ね4〜6週間となります。

また、アキレス腱の再断裂確率は保存療法が10%、手術療法は2〜5%とされています。
当院が行う早期歩行可能な固定療法の研究結果によると、本固定の再断裂確率は6.3%と他の治療に劣らない結果となりました。

どのような治療を行っても、スポーツ復帰についてはおよそ3ヶ月かかりますが、その期間どれだけ負担を少なく、楽に生活をしていただけるか?という観点から、当院では早期から歩行が可能な固定による保存療法をお勧めしております。

外反母趾について

外反母趾とは足の親指が「くの字」に変形してしまう疾患です。
女性に特に多く発生し、遺伝的な要因もあると言われています。

またハイヒールを履く習慣も外反母趾を悪化させる原因になります。もともと日本人の約8割の方は人差し指よりも親指の方が長い足の形をしており、そのような方が爪先の細いハイヒールを履くこと自体が、足にとって良くないことと言われています。

外反母趾は外反母趾角が20°以上の場合を指します。以降、角度が強くなればなるほど重症化し、親指の内側が靴に当たって痛くなったり、親指に体重をかけた歩行で痛みが出るようになります。そして親指に体重がかけられなくなった状態の歩行は、体の他の部分の痛みの原因になることもしばしばあります。

また、外反母趾の痛みの原因は骨の変形だけではなく、軽度な変形でも親指の内側や足の裏にタコができることで痛みが強くなることもあります。

あまりにも強く曲がった状態になってしまうと手術療法も検討される外反母趾ですが、手術をしてもすぐに歩けるわけではありません。

現在では様々な手術がありますが、いずれも手術後約4週間はかかとのみでの歩行となり、通常通りの歩行に戻るには6週間以上かかります。その間、外反母趾の再発予防のためのリハビリも必要になります。

外反母趾の治療は簡単なものではありません。悪化する前になんとか食い止める必要があることをご理解いただけると思います。


改善方法

外反母趾は単に親指が人差し指の方へ傾いているとお考えの方も多くいらっしゃいますが、実はもう一つ根元の足の甲の部分の第1中足骨が内側へ倒れ、足の幅が広がることが始まりです。

それにより親指が人差し指側へ倒れやすいように骨や靭帯、筋肉の力が働き変形が悪化していきます。
さらに骨がずれていけばいくほど、親指を元に戻す筋肉には力が入らなくなっていきます。

このような放っておくと悪循環におちいるメカニズムを、改善していくメカニズムに変えていく必要があります。
第1中足骨、親指のどちらに対しても、ずれていく骨の位置を元に戻りやすく矯正し、力が入りにくくなった親指の筋肉の使い方を再教育します。

それにより踏み込みやすく、踏み込んでも痛みの無い状態に導いていきます。加えて必要に応じて履いている靴を選び直し、テーピングやサポーター、そしてインソールにて荷重部位の調整を行い、良い状態を維持していきます。

外反母趾が完全に綺麗に戻ることは難しいですが、変形が軽くなり痛みから解放される方は大勢いらっしゃいます。
また「いまの変形は軽度だが今後進行するのが怖い」というお悩みを持っていらっしゃる方も、ぜひ一度ご相談ください。

足底腱膜炎(そくていけんまくえん)について
※踵骨棘(しょうこつきょく)を含む

体重をしっかりと支えるための構造は骨だけではありません。
土踏まずでお分かりになる通り足の骨はアーチ状になっています。
このアーチが崩れないように足の裏から支えてくれているのが足底腱膜(そくていけんまく)です。

足部を支える他の筋肉が低下し、体重を支える力が足底腱膜に集中してしまうと足底腱膜への負担が強まり炎症を起こすようになります。

多くの場合、かかとの内側や足の裏の中央辺りに体重をかけるたびに痛みが出るようになります。

様子を見ていてもなかなか改善が見られない痛みの一つであり、適切な治療を行わないと、足底腱膜が付着するかかとの骨を刺激して、かかとの骨にトゲが出てきてしまいます。

これを踵骨棘(しょうこつきょく)といいます。
踵骨棘ができていく間、かかとの骨は足の裏に骨を作ろうとしています。
体重が常にかかる場所に骨を作ろうとするのですから、そこには当然炎症を起こしてしまい、これが数ヶ月間の痛みの元になります。

しかし踵骨棘による痛みは治らないわけではありません。
通常、レントゲン上でトゲが見つかっても、足底腱膜の緊張が治まり、それ以上かかとの骨を引っ張って踵骨棘を刺激しなくなれば痛みは治ります。

つまり足底腱膜炎においても踵骨棘においても、足底腱膜の緊張を和らげ負担を減らすことが重要になります。


改善方法

足底腱膜を揉みほぐしたり、電気治療や温熱療法といった物理療法を使用するだけでは痛みが取りきれないことが多くあります。

その場合は、足底腱膜に負担をかけないようにするためのアプローチが必要です。
まず、足部では足底腱膜以外の足のアーチを支える働きを活性化させるためのエクササイズを行います。

続いて、立ち上がったり歩いたりする際に足底腱膜に負担のかかりやすい動き方をしている場合は、負担をかけている原因を見つけ出し、正しいフォームで立ち上がりや歩行ができるようにアドバイスさせていただきます。

例えば股関節が固くなり脚が後ろへ動かしづらくなると、歩行中に爪先に体重がかかりやすくなり、足底腱膜炎を起こしやすく、かつ治りづらい状態になってしまいます。
そのような場合は足底と共に股関節の可動域を改善した後、歩行などの修正を行うことで負担を和らげます。


〜当院で施術できる
代表的な怪我、疾患〜

保険適応内
(1ヶ月以内の間に発生した突然の痛み・ケガ・交通事故または業務災害・労災)

足関節捻挫、足根洞症候群、足部の骨折、アキレス腱障害(アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・アキレス腱断裂)、足部疲労骨折(行軍骨折・ジョーンズ骨折・舟状骨骨折)、足底腱膜炎、など



保険適応外
(長期にわたる原因の無い痛みやシビレ、また重だるさ)

外反母趾 など


当院の施術について

〜どんなテクニックを使うのか以上に、
どこを施術すべきかがが重要だと考えます〜

当院の施術は主に、手で行う7つの手技療法と正しい体の使い方を身につける運動療法をお体の状態に合わせて選択して行います。

それらに電気をあてたり体を温めたりなどの物理療法を掛け合わせていきます。
痛みを伴う施術は行いません。

患者様一人ひとりの体の反応を見ながら、最適な力でソフトに施術を行います。

当院では、
評価(どこが悪くて痛んでいるのか)が最も重要と考えており、
施術(どんな施術テクニックを使うのか?)はその先にあるものと考えています。

これは診察と施術の時間配分のことではなく、重要度のことです。
なぜなら適切な場所を適切な順番で施術をしないと
痛みはよくなっていかないからです。

初診の際にはもちろんのこと、通院中の経過観察においても症状の変化を注意深く観察させていただき、この施術方針が正しいのか、方針を転換する必要があるのかを日々検討していきます。

「これをやれば何でも治る!」などというテクニックは世の中にありません。

だからこそ、常に患者様のお話をよく伺い、動きをよく観察し、症状の経過を一緒に追いかけ、最善の施術、そして生活習慣に合わせた アドバイスを一人一人に合わせて作る必要があります。

我々は自分が何者であり、患者様に何が提供できるのかを理解している者でありたいと考えております。

当院は帝京大学付属の接骨院ですので、患者様の痛み改善を最優先に考えています。

我々が得意な範囲は我々にお任せいただき、我々でなく医師やその他の医療従事者が得意とする分野については、そちらを受診することをお勧めすることが患者様にとって最善であると考えております。ですから初診の時点で、他の専門医療機関での治療の方が適していると判断させていただく場合もございます。

その際は患者様のご希望をよくお伺いし、他医への適切な受診の方法などにつきましても責任持ってご案内させていただきます。

帝京八王子接骨院 7つの特徴

  • 1

    どんなテクニックを使うのか以上に、どこを施術すべきかがが重要だと考えます

    帝京大学には柔道整復師(国家資格)を受験する資格の取得が出来る柔道整復学科があり、そこでは医学部や医学部附属病院との連携で最先端の医療技術を感じられる環境が整っています。

    そして、スポーツに強い帝京大学ならではの様々な分野の臨床から最新の医療知識が更新・蓄積されています。

    その環境を活かし日々勉強・実践を重ねている国家資格者が施術を担当します。
    身体の構造(解剖学、運動学)や機能(生理学)を学び、しっかりとした医学的根拠のある施術を行いますのでご安心ください。

  • 2

    整形外科に勤務経験のある国家資格者が院長を務める安心の施術

    痛みの原因は人それぞれです。
    そして適切な場所を適切な順番で施術する為、痛みの原因を見つける事が非常に重要です。

    当院では現場での経験がある国家資格者が院長を務めています。

    身体の構造(解剖学、運動学)や機能(生理学)の知識もスタッフ間で共有し日常動作を見て関節のズレや自律神経の乱れからくる身体のお悩みなど、患者様がご自身では気づけない部分を見つけていきます。

    どこに通っても痛みが良くならなかった方は一度ご相談ください。

  • 3

    エコーを使った検査で体の状態を可視化して痛みの原因が明確に

    痛みの原因を特定していく為に、エコー(超音波)検査を行います。

    骨だけが映るレントゲン検査とは違い、筋肉、腱、軟骨を検査できて、放射線を使わないので被曝の心配もありません。

    さらに改善具合の確認の為、必要な時に何回でも検査が出来ます。

    この検査を元に、今のお体の状態やどんな施術が必要なのか、痛みを繰り返さない為に必要な事を専門用語は使わずに分かりやすくご説明いたします。

    患者様から見てもお身体の状態が可視化され、ご納得した上で施術を受けられます。

  • 4

    大学付属施設ならではの最新の物理療法機器で
    痛みの早期改善をサポート

    大学付属の臨床実習施設で学生に最新の知識と技術を学びながら臨床経験を積んでもらう為に、世界で戦うトップアスリートも施術で使用する最新の物理療法機器を豊富に導入しています。

    そして患者様が抱える痛みの状態に合わせて物理療法機器を使い分け、早期改善をサポートしていきます。

    なお痛い所を刺激せず、ソフトな施術を行いますのでお子様からご高齢の方まで安心して施術が受けられます。

  • 5

    医師とも連携。状況に応じた改善策の提案や紹介が行えるので安心

    大学付属の臨床実習施設で学生に最新の知識と技術を学びながら臨床経験を積んでもらう為に、世界で戦うトップアスリートも施術で使用する最新の物理療法機器を豊富に導入しています。

    そして患者様が抱える痛みの状態に合わせて物理療法機器を使い分け、早期改善をサポートしていきます。

    なお痛い所を刺激せず、ソフトな施術を行いますのでお子様からご高齢の方まで安心して施術が受けられます。

  • 6

    お体の状態をスタッフ全員で共有。安定した水準の施術が受けられます

    当院では施術の担当者が代わっても、同じ水準の施術が受けられるようにご来院いただいたその日に傷病経過用紙をつけてしっかりと記録を残しています。

    この記録がある事で数年前にご来院いただいた際のお体の状態も見返せるようにしています。

    患者さんのお体の状態をスタッフ全員で共有していますので、いつご来院いただいたとしても、安定した水準の施術が受けられますのでご安心ください。

  • 7

    女性スタッフも在籍。女性も安心してご来院していただけます

    男性スタッフには相談しづらい女性特有のお悩みなどを安心してご相談いただけます。

    また、男性スタッフの施術を受けるのが苦手な患者様でも女性スタッフが親身にご対応させていただきます。

    初めての方でもご安心してご来院ください。

いつまでも自分の力で
生活できる身体を手に入れるために

当院における施術の考えは、
無理やり外から刺激を加えて痛みを改善させることではなく、
本来持っている患者様の自然治癒力を邪魔しているものを取り除く事を最優先に行います。

おケガをされた痛みであれば治すのはむしろ簡単だと言える場合もあります。
もっとも治りづらいのは、ご自身がなぜ痛くなるのかが分からない痛みなのです。
そのために姿勢や体のバランスを整え、負担のない動かし方を身につけていただき、
関節や筋肉への過度の負担を和らげて炎症を抑えていきます。

例えば、筋肉が原因の痛み、筋肉の緊張によって起こる腱や関節の痛み、
そして炎症などでお困りでしたら当院で施術を受けられることをお勧めします。

体の不調を放っておくと、一部の関節が機能低下を起こした時、
それをかばうように他の関節が無理な動きを起こし、終いには全身の姿勢の異常が起こります。

時間が経つほどに全身の筋肉や関節が慢性的に悪化していきます。
そして当然、施術にかかる時間も長くなっていきます。

逆に問題を引き起こしている真の原因の部分が見つかれば、全ての問題が解決することもあります。

問題を解決するなら出来るだけ早いタイミングがお勧めです。
関節自体の骨や軟骨の変形が起こって、矯正不可能な痛みに進んでしまう前に、体のメンテナンスをしっかり行いましょう!

最後に、当院は「痛みのかかりつけ医」のような存在を目指しております。

すべて当院で治せるわけではありませんが、その場合は症状に適した医療機関をお勧めすることはできます。
どこに受診すればよいのか?悩んでいらっしゃる時には、ぜひ頼っていただければと思います。